赤ちゃんの日焼け対策|赤ちゃんの日焼け止めと湿疹(日光性皮膚炎)

紫外線が強い時期になると赤ちゃんにも日焼け対策が必要です。
大人になってから日焼けを気にする人は多いですが、赤ちゃんの頃からの日焼け対策はもっと大切です。

昔のように外で駆け回って真っ黒になるのは、実はとんでもない話しなのです。

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赤ちゃんの日焼け対策

赤ちゃんの日焼け対策について、日光浴の考え方とあわせてまとめていきますね。

日光浴は15分程度で十分

夜泣き対策で、太陽の光を浴びさせるのが大切な時期もありますよね?
また、赤ちゃんの日光浴はビタミンDを生成するにはとても良いことですが、それも15分程度で良いとされています。
皮膚が薄くてバリア機能も不十分な赤ちゃんは、紫外線にとっても敏感です。この頃に浴びた紫外線は、着実に蓄積されてやがては皮膚がんや白内障といった症状を招きかねません。
そこで、赤ちゃんのために気を付けたい紫外線と日焼け対策についてご紹介します

毎日の日焼け止め

赤ちゃんにも日焼け止めは必要です。外遊びをするようになった赤ちゃんには、毎日日焼け止めをしてあげましょう。
顔や首だけではなく、腕や足など衣類から出る部分にはくまなく塗ることが必要です。

肌への負担を考えて、紫外線吸収剤を含まない「SPF10~20、PA+」の日焼け止めを用意しておくと良いですよ。
帽子も必ずかぶらせて、ベビーカーにも日よけを付け、日焼け止めは2時間おきに塗り直します。できれば、紫外線がもっとも多く降りそそぐ午前10時~午後2時の間は避けた方が良いですね。

家の中でも紫外線に注意

家の中にいれば大丈夫と思うかもしれませんが、そんなこともありません。。

赤ちゃんは1日のほとんどを家の中で過ごしますが、紫外線は窓ガラスを簡単に通過するので紫外線カットのフィルムを貼ったりUVカットカーテンを付けると安心です。
また、バカンスで海などに行く場合には、UVカットのサングラスも効果的です。
赤ちゃんが嫌がらないようなら、付けてあげると良いでしょう。

日焼けして湿疹ができた場合には?

赤ちゃんが日焼けすると、日光性皮膚炎(日光湿疹・紫外線アレルギー・日光過敏症)ができることがあります。症状はほっぺに現れやすく、皮膚が赤くなり、カサカサしたり湿疹が出たりします。
数日で治まれば良いのですが、なかなか治らなかったり、発熱、水泡といった症状が出るなら、皮膚科で診てもらった方が安心です。

ただし、病院に行くといっても、水泡が破れるようなら抗生剤を使うこともありますが、特別な治療法があるわけではなく基本的には治るまで放置するしかないようです。痒みを伴うようなら赤ちゃんがひっかくので、ミトンをすると良いでしょう。

重症化すると

紫外線アレルギーでは、重症なものになると頭痛や吐き気、目の充血などの症状が出ることもあります。大人でも辛い症状なので、訴えることができない赤ちゃんは相当辛いはずです。
重症にならないうちに、早めに皮膚科で診てもらうようにしましょう。

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