2歳の夜泣きは夜恐症!? 2歳、3歳、4歳の夜泣きの原因と対策

「夜泣きがようやく収まってほっとしたところ、また夜泣きが始まった!?」と困っていませんか?

いったん収まった赤ちゃんの夜泣きが、2歳、3歳、4歳あたりで復活するという話はよくあります。小さな赤ちゃんだった子も成長するにつれ身体も大きくなって力もついてきます。
その結果、夜泣きもよりパワーアップ…ママは疲労困ぱいなんてことにも。。

この2歳、3歳、4歳で復活する夜泣きは、0歳から1歳半ごろまで夜泣きとはどのように違うのでしょうか?驚きと戸惑いでいっぱいのママさんたちに、夜泣きの特徴や対処法についてお伝えします。

目次

2歳、3歳、4歳以上の夜泣きの原因

2歳以上の夜泣きの原因のひとつに夜驚症(やきょうしょう)が考えられます。
ここでは、まず、夜驚症について説明して、その後に夜泣きとの違いにや対応方法についてお話していきます。

夜驚症とは?

夜驚症とは、子供が静かに眠っていると思っていると突然パニック状態になり、泣き出したり、おびえたように叫んだり、悲鳴を上げたり、泣き声を出したりする症状のことです。

2歳から6歳くらいの子供によく見られます。これは深いノンレム睡眠から一時的に目を覚ましてしまうことが原因だと考えられています。夜驚症は睡眠時驚愕症とも呼ばれています。

一方、夜泣きも夜中に目を覚まして大泣きする現象ですが、夜驚症とは異なり、0歳から2歳くらいの子供によく見られます。この時期は神経が最も発達する時期であり、神経が敏感になっていることが夜泣きの原因と考えられています。

夜驚症と夜泣きの違いと見極め方

夜泣きは、浅い睡眠状態であるレム睡眠の時に起こります。そのため、夜泣きの場合は部屋の明かりをつけたり、ママが声をかけるとお子さんが反応します。抱き上げたりすると目が覚めて泣き方も穏やかになることがあります。

一方、夜驚症では深い睡眠から突然覚醒するため、脳の一部以外はまだ眠っている状態です。そのため、ママが声をかけても反応がありません。

夜驚症の症状は一定の時間(約10分程度)でおさまり、その後は何もなかったかのように再び眠ります。朝になるとお子さんは夜驚症の出来事を覚えていないことも特徴です。

夜泣きの対応の仕方

先にお話しした通り、2歳、3歳、4歳な、一般的に夜泣きの時期が終わっている場合は、念のため夜驚症の可能性も考えましょう。子供の夜驚症の診断・治療は一部の小児科や、精神科・心療内科・睡眠外来でも対応しています。

また、夜驚症と似た症状の病気には以下のものがあります。

  • てんかん
  • レム睡眠行動障害
  • 夢遊病(睡眠時遊行症)
  • 悪夢障害
  • 錯乱性覚醒

不安がある場合には、素人判断せずに受診をおすすめします。

2歳以上の夜泣き、先輩ママの体験談

2歳といえば「イヤイヤ期」。昼間は反抗期で夜は夜泣きともなると、精神的にも体力的にもつらいですよね。そして、3歳、4歳にもなると正社員で職場復帰をされているママさんもいることでしょう。

お仕事を再開されたママさんの体験談も紹介するので、参考にしてください。

小児科の先生に悩み相談しました

小児科の先生にも随分と話しを聞いてもらたママさんのお話をご紹介します。
夜泣きってほんとにいろんな理由があるみたいです。2歳になっても、夜泣きする子は泣くそうです。

小児科の先生に聞いたのですが、夜泣きは2歳であってもあるそうです。うちの子もひどく泣いていたので、夜が近づくと私の方が恐ろしくなったものです。

日中の出来事を、夜、夢の中で繰り返していることが多いそうなので、日中には、やさしい笑顔とたくさん接することができるようにしてあげるとよいそうですよ。

新しい環境の変化が原因でした

私の時は、子供が2歳の時には復職していましたので、子供も保育園などに行くようになって、新たな環境に慣れるのが大変だったように思います。

緊張したり、初めての体験がたくさんあったりして、夜に思い出して、うなされたりするのかもしれません。
私はちょうど下の子を妊娠していた時期ということもあって、実家の母にも手伝いに来てもらってました。

他の病気の可能性も?

うちの子も3歳くらいで、それまで気にならなかった夜泣きが始まったことがありました。
ひどい泣き方だったので、気になって病院を何軒か回ったところ、結局、中耳炎ということでした。
膿がたまってしまい、かなりの痛みだったようです。耳鼻科で処置してもらい、その日からは何事もなかったかのように熟睡していましたよ。
思い返せば、日中、不自然に耳を触っていたなぁという感じでした。
何かのサインは見逃したくないですよね。

【参考】
泣きはいつまで?月齢別の対策

まとめ:2歳、3歳、4歳の夜泣きの原因と対策

この記事では、2歳、3歳、4歳以上の夜泣きの原因のひとつとして夜驚症について取りあげて、夜泣きとの違いや見分け方について説明しました。
赤ちゃんが2歳以上になってからの先輩ママの体験談にもあるとおり、子供の夜泣きにはいろいろな原因が考えられます。

ご自分で判断しきれない部分は、小児科の先生などのアドバイスもらうことも大切です。

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